過去拍手

□カイン×ルア
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ガタガタと揺れる荷馬車に、数人の子供が押し込められていた。
皆、一様にボロ布を纏うだけで、後は何も身に付けていない。
これは奴隷として売買されるときの物だ。
つまり、この子供たちは奴隷。しかも、これから競売にかけられる。
その中に、一際小柄な子供がいた。
名をルア。つい先日までこの国の王である、ライアンの性奴隷をしていたサテラナ族である。
ルアはまだ子供の出来る体ではなかったので、妊娠はしなかった。
しかし、ひどい扱いを受け、ルアはだいぶ人間不振に落ちかかっていた。
しばらくして、ようやく馬車が止まった。
それと同時に男たちが中にいる奴隷を乱暴に引きずり下ろす。
ルアも同様に、奥の方で小さくなっていたら、髪を掴まれて強引に立たされた。
「い、た……」
「手間とらせるな!!」
突き飛ばされ、ルアは馬車から落とされた。
後ろ手に縛られているため、手をつくことも出来なかった。
「このぐずが!」
「おい、止めろ。価値が下がる」
傷をつければその分、オークション開始時の値段が下がってしまう。あまりにひどかったら買い手も見つからなくなる。
殴ろうとしている男を、別の男が止めに入った。
「良いんだよ。こいつ、もともと価値低いから」
「それ以上価値落とすなって言ってんだよ」
「分かったよ。おら、立て!」
「あ……」
グイッと腕を引っ張られ立たされる。
ルアは引きずられながらオークション会場へと入った。
中に入れば、同じような子供がたくさんいた。
ほとんどがサテラナ族だ。
「これで全員だな。オークションを始めようか」
男がそう言えば、オークションが始まった。
一緒に押し込められていた子供たちが次々に売られていく。
子供を産める女が少ない今、子供を産めるサテラナ族はそれなりの額で取り引きされる。
滅多なことでは売れ残ったりしない。
子供が産めなくても、性奴隷としての価値がある。見目の良いものが多いので、若ければそう言った対象になる。
「次はお前だ。早くしろ!」
ルアの番が来たらしく、あってないようなボロ布を剥ぎ取られる。
全裸にされ、舞台へと上げられた。
「次の商品はこちらです!残念ながら後ろは初物ではありません。ですが、感度は良好です!」
ルアは座らされると足を開かれ、すべてが見える格好をさせられた。
秘部に指を入れられ、ルアの体がビクッと震える。
「ん、ぁ……!」
その途端、客席から歓声があがる。
「体が未発達ゆえ、もう少し成長すれば、妊娠も可能です」
「10!」
「では、15!」
「16!」
「25!」
「おおっと!25がでました!25、他にいませんか?」
25と言ったのは太った男だった。側には数人の奴隷をつれている。
彼はここの常連だ。
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